わきが対策

【冬のほうが臭う?】冬こそワキガのケアを

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あせもや汗染み、汗臭さなど汗に関するトラブルは夏に起こりやすいと思われがちですが、実はある調査によると4割以上の女性が「冬場の脇汗が気になる」と答えたのだそう。

ということはつまり、ワキガも冬だからと言って油断できない、むしろ冬だからこそ夏以上に気を付ける必要がある、ということになりますね。

しかしそれにしても何故、汗をかきにくいはずの冬にワキガや汗トラブルが起こるのでしょうか。

 冬に多い汗トラブル

そもそも汗とは、周囲の気温や体温が上昇した際に、その熱を逃がすために発せられる恒温動物ならではの生理現象です。

ですから気温の高い夏に汗をかくのは当然のことなのですが、気温の低い冬でも汗をかくのは、周囲の気温に関係なく体自身がその内側から熱が発生させるためです。

というのも、人は体温を一定に保つためにもエネルギーが必要で、特に周囲の気温が低い冬には体温を保つために多くのエネルギーを燃焼する必要があります。

これがいわゆる「基礎代謝」で、この仕組みにより通常人は冬場の方が夏より基礎代謝が上がっているため、少し動くだけで体温が上がりやすい状態になのです。

そして体温があがればこれを逃がすために汗をかく、というわけです。

冬のほうが臭うの?

以上が冬でも汗をかくメカニズムですが、実は同じ汗でも夏と冬ではその質が異なります。

夏は気温が高くじっとしていても汗が出るため、逃げた水分を補給させようと喉が渇きます。

このため沢山の水分を摂取することになり、これがまた汗となって体外へと排出されます。

つまり、水分補給→排出→水分補給→排出……という水の循環が円滑に行われるため、代謝が良く老廃物がスムーズに排出されるだけでなく、汗に含まれるミネラルや塩分濃度が低く殆どは水分でできています。

汗の量こそは多いもののその質はサラサラとしているわけですね。

一方冬は気温が低く汗をかきにくいことから水分補給量も減り、水の循環が悪くなって老廃物が溜まりやすくなるうえ、作られる汗の塩分やミネラル濃度が高まります。

こうして冬にかく汗は不純物を多く含む汗となり、それらの成分に細菌が取り付いて分解する際に臭い成分が発生するというわけです。

しかも夏は汗をかいても乾きやすいのに対し、冬は保温性の高い、つまり通気性の悪い服を着るため肌が乾きにくく多湿状態となり、更に細菌が繁殖することになります。

これらのことから、汗の量そのものは夏より少ないものの、汗のニオイがきつくなるのはむしろ冬の方なのだということが分かりますね。

このように、冬こそ汗のニオイに気を付けるべきなのに、大抵の人は汗をかきやすい夏場だけ気を遣って冬の汗については忘れがちです。

冬は汗をかいてもしばらくすると汗がひき、汗をかいたこと自体を忘れてしまうからかもしれません。

そのため汗が付着した衣服でもすぐに洗濯せずに着まわしてしまうことがあります。

特にウールやカシミアなどの保温性が高くデリケートな素材の服を着る機会が多いため、生地を傷めないよう何回か着てから洗うという人は少なくありません。

こうして汗と雑菌が付いたままの服を着続けることで、知らず強い臭いを発してしまうのです。

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汗は暑くても寒くても関係なく出る

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汗と言えば暑い時にかくもの、というイメージがありますが、この暑い時、体温が上がった時にかく汗は「温熱性発汗」と呼ばれています。

一方、人は暑い・寒いに関係なくストレスや緊張状態にあるときにも汗をかき、これを「精神性発汗」と呼びます。

例えば大勢の人の前でスピーチをしなければならないような極度に緊張している時に、手の平にじっとりと汗をかくことがありますよね。

これこそ「精神性発汗」。

温熱性発汗は体温調節のために働くことが分かっているのに対し、この精神性発汗が起こる理由やメカニズムは今のところハッキリしていませんが、この精神性発汗こそがワキガの原因ともなる強い臭いを発する汗であることは分かっています。

というのも、温熱性発汗はその99%が水で主にエクリン汗腺から出るのに対し、精神性発汗はタンパク質やミネラルなどを多く含み、エクリン汗腺以外にワキガ汗の出所となっているアポクリン汗腺からも排出されます。

このため細菌が繁殖し強い臭いを発しやすい汗なんですね。

従って、夏冬に関係なく起こる精神性発汗こそが、ワキガの原因となっているとも言えるのです。

ウインタースポーツでも汗に注意

スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを毎年楽しみにしている人も多いでしょう。

寒い戸外でもこれらのスポーツを楽しむと体温が上がり、じっとりと汗をかくものです。

しかもウインタースポーツ用のウェアは防寒性と防水性を重視したポリエステルやナイロン製のものばかり。

ポリエステルやナイロンといった化学繊維を使った服は、ニオイを閉じ込めやすいだけでなく汗の成分に取り付いた細菌たちが化学繊維の一部も分解し、より強い臭いを発してそれが衣服に定着しやすのです。

従って、ウインタースポーツでかく汗の方が臭いが残りやすいと言えるかもしれません。

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意外に高温になる冬の室内温度

冬は戸外が寒いだけに、屋内の暖房はバッチリ。

防寒の為にヒートテックやダウンコートなどをしっかり着込んで出社し、会社についたらその暖房で一気に汗をかくということも珍しくありません。

これも自覚なしに汗をかいてしまう冬のトラップですね。

できるだけ余計な汗をかかないよう、屋内についたならすぐに脱げるような衣服を選びましょう。

冬のワキのムダ毛処理

露出の高い服を着る夏は脇下のケアもバッチリですが、冬になると「どうせ見えないから……」とさぼりがち。

ところが腋毛は脇の下を高温多湿にし、ニオイの元を作り出す細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

面倒でも、ワキガ体質の人はシーズンに関係なくムダ毛処理をしておくことをお勧めします。

バスタイム

ワキガ体質の人は汗をかいたらすぐにでもシャワーで流してしまうのがベストなのですが、冬になると汗をかいたという自覚もなく寒くて面倒、ということもあってシャワーやお風呂を怠りがちです。

しかし何度も述べているように、冬でも汗はかきますし、しかもその汗は夏の汗より強い臭いを発します。

冬だからと油断せず、体はいつも清潔にしておきましょう。

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冬のワキガ対策

油断しがちな冬ですが、夏と同様しっかり対策をとらなければワキガ臭は悪化してしまいます。

既に見てきた通り、汗の付いた服はこまめに選択する、暖房の利いた室内では服を脱いでできるだけ汗をかかないようにする、脇のムダ毛処理を怠らない、しっかり入浴して汗を流す、といったことが対策の基本となります。

ただ、同時に特に冬場は食習慣にも気を付けたいものです。

というのもクリスマスやお正月などイベントが多く外食や飲み会が増える時期で、どうしても体臭を強くしてしまう食事に偏りがちだからです。

従って、外食などの予定がない日はできるだけ野菜中心の和食を心がけましょう。

和食はワキガ改善に効果があるとされています。

単なる汗かきであれば夏場だけしっかりケアしておけば良いのですが、1年中ニオイの強い汗をかくワキガ体質の人は冬場でも油断はなりません。

ご紹介した対策に加えワキガ用のクリームやデオドラントも利用して、毎日ケアするようにしましょう。

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